1.相続のことを後回しにした愚か者! - 遺産相続を【遺産争続】にしないための相続ガイド

1.相続のことを後回しにした愚か者!


 今年の3月に、ある方から相続に関する相談を受けました。


 不動産をいくつも所有し、創業何十年も経つ会社を経営されていらっしゃった
 社長であるお父様が亡くなったとのことでした。


 しかも、遺言書も無し!


 想像しても分かりますよね?
 普通は、遺産相続で揉めそうなパターンですよね。


 特に、会社を経営している方の場合、
 誰が株を相続するかによって、株主構成が変わりますから、
 少し前に話題になった○塚家具さんのように、
 誰が社長になるかで一悶着あるでしょう。


 話を聞いてみると、案の定、すでに敵対関係になっていました。


 相続税の場合、亡くなってから10ヶ月以内に相続税の申告をする
 と法律で決まっています。


 相談を受けてから、はや半年が過ぎました・・・


 会社の決算をお願いしている税理士さんがいるとのことで、
 その後私へは相談が来ていなかったんですが、
 未だに何もやってない!?


 「この愚か者め!!!!」


 と心の中で叫んでみました。


 2月に亡くなり、3月に相談を受けました。
 相続税の申告期限は10ヶ月後の12月です。


 亡くなったお父様の財産や負債をすべて調べ上げ、
 誰が何をどれだけ相続するかを決め、
 遺産分割協議書を作成・・・


 そして、相続税の申告書を作成し、
 税務署に提出するまで、がんばっても3〜4ヶ月かかります。


 逆算すると、
 遅くとも8月から9月には作業を開始していなければなりません。


 なのに、未だに何もやっていないって!(怒)


 ここであなたにも知っていただきたいことがあります。


 税理士さんは、誰でも相続税の申告ができると思っていませんか?


 実は、多くの税理士さんは相続税の申告を苦手としています!!
 というか、むしろ、できればしたくないと・・・


 なぜかと言うと、税理士というのは、国家試験ですが、
 税法の試験科目というのは、すべての税法科目に合格する必要はなく、
 選択科目と必修科目に分かれていて、税法は3科目合格すればOK
 なんです。


 なので、普通の方は、法人税・酒税・国税徴収法といった組み合わせ
 や、法人税・消費税・住民税または固定資産税といった組み合わせを
 選択して受験します。


 つまり、相続税を勉強することなく、税理士の資格を取得している方
 がほとんどなんです!


 平成26年度(第64回)税理士試験結果|税理士試験情報|国税庁.png


 しかも、相続税の申告って、大都市圏は別として、
 地方都市では申告件数が少なく、その割に税理士事務所の数が多いので、
 年間に1件も相続税の申告をしない税理士事務所はざらにあります。


 下手をしたら、開業してから1回も相続税の申告を経験したことのない
 税理士さんも意外に多いかもしれません。


 ですから、相続税に関しては、
 相続税専門の税理士さんに相談することをお勧めします!


 少々長くなってきましたが、なぜ私がこんなことを言い切れるのか、
 そして私が何者なのかは、次回お話いたしますね。


 ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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2015-09-15 23:25 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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